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パリ8日間の旅の紀行文


8月22日(金)

モンサンミッシェルへ、マイバス社の日本人ツアー。
四時間バスの中だ。パリ街中から高速道路13号線に乗る。
ダイアナ妃がパパラッチに追われ後、激突死したトンネルを通る。
ガイドの渡さんの話は大変うまかった。
まずはベルサイユの森。
ベルサイユの森は狩り好きのルイ12世がお気に入りの所。山小屋を建てよく泊まった。
ルイ13世はそんな父のためにこの森に巨大な宮殿を建てた。
ノルマンディー地方へ。草原が広がっている。
山がないので草原が広がり空とつながっている感じだ。
フランスの食料自給率は200パーセントと言う。うらやましい限り。
とうもろこしや麦畑。
麦は刈り入れが終わり藁ぼっちが置かれていた。タイヤを立てたようにぽつんぽつんと
置かれている。牛の放牧も見えた。
白と黒のぶち雪印のマークのような牛は乳牛用。薄茶色の牛が肉牛。
そんなのどかな地ノルマンディーはかつてたびたび北欧のバイキングに略奪されていた。
困った王はこの地の一部をバイキングに分け与えた。
そんな話を聞いていたら草原のかなたからいきなり石の城のようなものが浮かびあがってきた。
世界遺産モンサンミッシェルだ。バスの中に歓声があがる。
バスを降りたところの砂地は海の水でぬれている。
ここは海に立つ修道院なのだ。
門を入り参道の登り坂を歩く。両手を広げるくらいの狭い参道。
両側にみやげもの店が連なる。
その一角のレストランで昼食。
生ハム前菜サラダ、メイン白身魚えびクリームソース、
夏野菜トマト煮添えりんご酒ので乾杯。最後にプチケーキ。
夫はバターぽい料理が苦手なようだった。
修道院は8世紀から18世紀にわたり上へ上へと増築された。
はなやかな装飾がなく素朴でよかった。


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