状態空間 S={1,2}
推移確率行列 P=(P11=\(\frac{1}{2}\), P12=\(\frac{1}{2}\))
(P21=\(\frac{2}{3}\), P22=\(\frac{1}{3}\))
をもつ定常なマルコフ連鎖{Xn}に対して,
確率P(X2=1,X3=2|X0=1,X2=2)を求めよ。
★希望★完全解答★
状態空間 S={1,2}
推移確率行列 P=(P11=\(\frac{1}{2}\), P12=\(\frac{1}{2}\))
(P21=\(\frac{2}{3}\), P22=\(\frac{1}{3}\))
をもつ定常なマルコフ連鎖{Xn}に対して,
確率P(X2=1,X3=2|X0=1,X2=2)を求めよ。
★希望★完全解答★
う~ん、あんま自信無いんですけど・・・・・・取り合えずやってみましょうかね。
間違ってたらゴメンなさい。
かつ、間違っていたら、容赦ないツッコミも入るでしょうし(笑)、ま、エエか、と(笑)。
まず、多分問題文が間違っていると思いますね。
>確率P(X2=1,X3=2|X0=1,X2=2)を求めよ。
と書いてますが、
>確率P(X2=1,X3=2|X0=1,X1=2)を求めよ。
ではないですか?前者だったら、確率は0だと思いますよ。何故ならそんな現象は計算出来ないと思う(笑)。
添え字良く確認して下さい。
さて、取り合えず『推移確率行列』の存在は忘れます(笑)。ところで、こう言う上のような|が付いた表現は
ややこしくて僕も嫌いですが(笑)、こう言う表現を『条件付確率』と言います。
一般的に、次のような関係が定義されています。
P(B|A)=P(A∩B)/P(A)
『条件付確率の公式』って呼ばれているヤツですね。上の式では∩を使ってるんですが、一般に表記的には∩
を書くのがメンドいので、確率論では代わりにコンマ(,)を使って代用するのを覚えておいてください。
すなわち、上の条件付確率の公式は、
P(B|A)=P(A,B)/P(A)
と書けますし、また、問題も
>確率P(X2=1∩X3=2|X0=1∩X1=2)を求めよ。
と言う意味です。
さて、問題文から察するに、条件付確率の公式を使うと、
P(X2=1,X3=2|X0=1,X1=2)=P(X0=1,X1=2,X2=1,X3=2)/P(X0=1,X1=2)・・・・・・①
になりそうだな、ってのは何となく分かるでしょうか?つまり、P(X0=1,X1=2,X2=1,X3=2)と言う同時確率
(または同時分布)とP(X0=1,X1=2)と言う同時確率が分かれば、問題解くのは終了なんです。
なお、同時確率ってのはAかつBが同時に起こる確率、って意味ですね。
さて、ここでもう一回『条件付き確率』の公式のトリックを持ち込みます。すなわち、
P(B|A)=P(A,B)/P(A)
なので、
P(A,B)=P(B|A)*P(A)
なワケです。これを利用して①の分母を書き換えると、
P(X0=1,X1=2)=P(X1=2|X0=1)*P(X0=1)
になりますね。まず、ここがポイントです。
同様の操作を分子の同時確率にも行うんですが、これがちょっとややこしい(笑)。順番にやっていくんで、
丁寧に追いかけて来てください。
P(X0=1,X1=2,X2=1,X3=2)=P(X3=2|X0=1,X1=2,X2=1)*P(X0=1,X1=2,X2=1)
=P(X3=2|X0=1,X1=2,X2=1)*P(X2=1|X0=1,X1=2)*P(X0=1,X1=2)
=P(X3=2|X0=1,X1=2,X2=1)*P(X2=1|X0=1,X1=2)*P(X1=2|X0=1)*P(X0=1)
全部『条件付確率の公式』を適用するだけなんです。が、こう言う『くくり出し』ってのはあんまり
慣れないですね(笑)。僕も嫌いです(笑)。
さて、そうすると、問題の
>確率P(X2=1,X3=2|X0=1,X1=2)を求めよ。
ってのは
P(X2=1,X3=2|X0=1,X1=2)
=P(X3=2|X0=1,X1=2,X2=1)*P(X2=1|X0=1,X1=2)*P(X1=2|X0=1)*P(X0=1)/P(X1=2|X0=1)*P(X0=1)
となります。幸いな事に、分母と分子に共通項がありますね。約分すると、
P(X2=1,X3=2|X0=1,X1=2)=P(X3=2|X0=1,X1=2,X2=1)*P(X2=1|X0=1,X1=2)
となります。Viva!何とか格好が付きそうです。これで初期確率P(X0)は消えてしまうんで、
コレに付いては何も考えなくて済むのです。
さて、ここでもう一つ『トリック』を使います。マルコフ連鎖と言う部分です。
マルコフ連鎖、とは何でしょうか?定義的には、
マルコフ連鎖の定義
確率変数列{Xn}がマルコフ連鎖であるとは、
P(Xn|X1,・・・,Xn-1)=P(Xn|Xn-1)
が成立する事である