こんばんは。ちょっと面倒かもしれませんが、順番に場合分けしていくと、さほど悩まずに済みまし
た。簡単にわかる場合を先に考えて行くと、残る場合はあまり多くありません。
等号成立条件の書き方がややこしいですが。以下、解答です。
f(x,y,z)
=|x|+|y|+|z|+|x+y+z|-(|x+y|+|y+z|+|z+x|)
と置く。任意の実数x,y,zについてf≧0を示せばよい。
まず、x,y,zの少なくとも一つが0である場合を考える。
例えばz=0の時、
f(x,y,0)=|x|+|y|+|x+y+|-(|x+y|+|y|+|x|)=0である。
つまり、xyz=0ならば題意は成立する。
次に、x>0 かつ y>0 かつ z>0の場合を考える。
この時、絶対値は無視できて
f(x,y,z)=x+y+z+x+y+z-(x+y+y+z+z+x)=0 で題意は成立。
また、式の形からf(x,y,z)=f(-x,-y,-z)、、、★
は明らかなので
x<0 かつ y<0 かつ z<0の場合も f=0となり題意は成り立つ。
最後に、まず、x,y,zのうち二つが正で、一つが負である場合を考える。
★の式より、この場合に題意が成立すれば、二つが負で一つが正の場合も成立することは明らかである。
さて、例えば、x>0,y>0,z<0とすれば
f(x,y,z)
=x+y+|z|+|x+y+z|-(x+y+|y+z|+|z+x|)
=|z|+|x+y+z|-|y+z|-|x+z|
ここで場合分けする。
(1) x≧|z| かつ y≧|z|の場合。この時、
|x+y|=x+y≧|z|なので
f(x,y,z)
=|z|+|x+y+z|-|y+z|-|x+z|
=|z|+|x+y+z|-|y|+|z|-|x|+|z|
=|z|+|x+y|-|z|-y+|z|-x+|z|
=2|z|
>0
で成立する。
(2a) x≧|z| かつ y≦|z|の場合。
この時やはり、|x+y|=x+y≧|z|で
f(x,y,z)
=|z|+|x+y+z|-|y+z|-|x+z|
=|z|+|x+y+z|+|y|-|z|-|x|+|z|
=|x+y|+y-x
=2y
>0
(2b) x≦|z| かつ y≧|z|の場合も同様で、
f(x,y,z)=2x>0
(3)x≦|z| かつ y≦|z|の場合。
この時、さらに場合分けして
(3a) x+y≧|z|ならば
f(x,y,z)
=|z|+|x+y+z|-|y+z|-|x+z|
=|z|+|x+y+z|+|y|-|z|+|x|-|z|
=|z|+|x+y|-|z|+|y|-|z|+|x|-|z|
=2(x+y-|z|)
≧0
で題意は成立する。また、
(3b) x+y≦|z|ならば
f(x,y,z)
=|z|+|x+y+z|-|y+z|-|z+x|
=|z|+|x+y+z|+|y|-|z|+|x|-|z|
=|z|-|x+y|+|z|+|y|-|z|+|x|-|z|
=0
でやはり題意は成立する。
これで、題意は証明された。
等号が成立するのは
(イ) xyz=0
(ロ) x>0 かつ y>0 かつ z>0
(ハ) x<0 かつ y<0 かつ z<0
(ニ) x>0,y>0,z<0など、x,y,zのうち二つが正で一つが負であり、
かつ、x+y≦|z|など、正の数二つの和が、負数の絶対値以下の場合。
(ホ) x<0,y<0,z>0など、x,y,zのうち二つが負で一つが正であり、
かつ、|x+y|≦zなど、負の数二つの和の絶対値が、正数以下の場合。